BB2021Editorのバージョン2.2.1.1をリリースしました。(2.2.1.1→2.3.0.0)ダウンロードはBOOTHから行ってください。
リソース登録タブの追加

Editorに新しくリソース登録タブが追加されました。まずはここで画像や音声ファイルを一括で登録していただき、そのあと各ステージなどを編集する際は登録したリソースを呼び出す形になります。
従来は各ステージ毎に画像を登録する形だったため、異なるステージで同じ画像を使用していたとしても、無駄に2枚分のデータを保持していました。例えば前のステージの背景画像を次のステージの前景画像とする場合などです。
リソースを一括登録し、保持するデータが最低限となることで、ブロック崩しの起動が速くなるなどの効果を狙っています。
さらに、外部ファイルの登録が可能となりました。これはあらかじめHPにアップロードしてある画像のURLを指定することで、ゲーム本体には画像データを埋め込まないための機能です。
音声ファイル再生機能廃止
BB2021EditorはWPFというフレームワークを使用して開発しています。WPFは音声ファイルの再生に弱く、開発の重しになっていました。
JavaScriptファイル分割機能
Editorから出力されるbb2021main.jsは画像や音声ファイルが埋めこまれているため、ファイル容量が大きくなってしまうケースがよく見られました。特にレンタルサーバーを使用している場合、1ファイルあたりの容量制限がある場合が多く、これに引っかかってしまうのが問題でした。
オプションを有効化することで、bb2021sub.jsというファイルが多数出力されるようになります。その分main.jsの容量は軽減されます。
bb2021sub.jsはたくさん出力されますが、ブロック崩しの起動にはすべてのファイルが必要です。BB2021Editorから出力されたファイルはすべて(savefile.json除く)同じフォルダに配置してください。
画像事前読み込み
BB2021ブロック崩しの起動時に、リソースとして登録されたすべての画像を事前に読み込むようになりました。これにより、ステージに合間でのロード時間が減る可能性があります。
全画面表示機能(iPhone対応)
BB2021ブロック崩しは全画面表示機能を実装していますが、残念ながらiPhoneではApple側がFullscreen APIに未対応のため使えません。全画面表示ボタンをONにしてもなにも変わらない状態でした。
全画面 API – MDN Web Docs – Mozilla
iPhoneでは全画面表示ボタンがそもそも表示されないように変更しました。
また、iPhoneであれば「ツールバーを非表示」機能を使用するとプレイしやすくなることをここに述べておきます。
savefile互換切り
過去Verのsavefileに非対応になりました。アップデート内容が機能追加ならば過去Verに対応するのはあまり難しくないのですが、今回のアップデートではいままで使っていたデータ構造を変更しました。対応しきれないため、申し訳ありませんが今回は互換を切らせていただきました。
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